パーティークリエイター/DJのアフロマンスです。
最近、真面目なブログばっかり書いてたので、たまにはくだらない記事も。
ふと飲みの席で出てきた
「クラブあるある的、謎の現象」
について、勝手に命名しながら書いてみたいと思います。
1、シャイピ
最近、何かと聞く「パリピ」という言葉。
パーリーピーポーが語源の言葉ですが、その言葉から連想されるイメージは「チャラい・調子いい・おしゃべり」という感じですが、クラブにいる人は、意外とコミュニケーション下手だったり、ややシャイな印象を受けることも多いです。
いざ、クラブで話すタイミングになっても、特に話すことがなく、なんとなく気まずい雰囲気になっちゃうことも、ちらほら。
この一般のイメージとギャップのある現象を「パリピ」ならぬ「シャイピ(シャイ・ピーポー)」と名付けたいと思います。
2、カンパイ・ランナウェイ
パリピならぬシャイピたちが、特に話す内容もない、気まずい雰囲気を脱するために編み出した「パーリーな逃げ道」
それが「カンパイ・ランナウェイ」。
特に話すことがなくなったら「カンパイしとく?」「ショットいっとこ、ショット」と言って、バーカウンターでお酒を注文(だいたい誰かがおごる)。みんなで仲良くカンパイして、その場で飲み干し、フラフラになりながら去っていくというクラブ処世術。クラブ熟練者ほど、マスターしていることが多いスキルです。
3、ウォイ!ウォイ!コール
DJをやっている方は特に覚えがあるんじゃないでしょうか?
ダンスフロアが盛り上がったときに、どこかの酔っ払いが始めるDJのビートに合わせた「(ズン♪)ウォイ!(ズン♪)ウォイ!」というかけ声!
ちょっとイカつい、このウォイ!ウォイ!コールは、酔っ払っているお客さんには心地良いようで、あっという間に他のお客さんにも広がっていきます。
しかし、この現象、飲み会のコールと違ってオチがない。
すばらく続くと、徐々に疲れてきて、みんなフェードアウトしていきます。そして、最後に残った数人が、いつの間にか言ってるのは自分達だけだと気付き、気まずそうに「…ゥォィ…ゥォィ」と音量を下げていくのです。
元気ありあまる若い世代のイベントや、花金のサラリーマンが集まるイベントなどで発生しやすい傾向にあるようです。
4、メイビーフレンズ(略してメイフレ)
クラブでは、だいたい酔っ払っていたり、出会う人の数が多かったりで、会った人のことを覚えてないことも多いです。
そこで発生するのが、メイビーフレンド(略してメイフレ)。
「悪そうなヤツはだいたい友達」ならぬ「クラブで話しかけてきたヤツはたぶん友達」的な文化。そういう現象はよく見られるので、みんな「誰でしたっけ?」なんて野暮なことは言いません。
A「お、久しぶり〜」
B「お久しぶりです〜(えっと…誰だっけな?)」
A「この間、○○さんに会ったよ〜」
B「ほんとに?最近会ってないな〜(○○さん界隈の人か・・・)」
など、どこの誰だったかを探りながら会話する術を身につけます。
上級者になってくると、全然知らない人から声をかけられても、ナチュナルに「ういっすー!」とハイタッチを返せるようになります。
5、気まずいリターンズ
これは、意識してないかもしれませんが、隠れたクラブあるあるです。
イベント中にDJ同士やお客さん同士で一通り話が盛り上がって、宴もたけなわな雰囲気になり、最後に乾杯して「ではでは〜」と別れます。
でも、クラブってそんなに広くないですし、お互い会場内をウロウロしているので、またバッタリ会うんですよね。
その時の、一回お開きになって、もう話すこともないのに、また会っちゃって、ちょっと気まずい雰囲気が流れる現象を「気まずいリターンズ」と名付けたいと思います。
クラブ初心者の人からすると「え?さっきまであんなに仲良くしゃべってたのに、急に冷たくない!?」と思うかもしれませんが、それがクラブでの所作です。覚えておきましょう。
どうだったでしょうか?
ここでは書ききれなかった、可愛い子に声をかけたら大体DJか友達の彼女「ダレカノ」現象や、「ちょっとトイレ…」は面倒くさいときの離脱方法「リアル脱出トイレ」など、色々ありますが、とりあえず選りすぐりの5つを載せてみました。(こんなのあるよ!という情報あれば、是非教えてください)
こんな現象を体験できる、不思議空間「クラブ」
まだ行ったことがないという方は、これを機に是非遊びに行ってみてはいかがでしょうか?
イラスト協力:ザッキー
◎こんなくだらないのも書いてます。