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世界で活躍する飴細工師・手塚新理から知る「モノづくり」の真髄

2017.9.2810月 5th, 2017

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こんにちは。

パーティークリエイター/DJのアフロマンスです。

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先日、日本随一の技術力を誇り、世界で活躍する飴細工師「手塚 新理」さんをお呼びして、人々を魅了する「モノづくり」をテーマにしたトーク&ワークショップイベントを開催しました。

 

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※キービジュアルに使わせてもらっているのが手塚さん制作の飴細工です

 

前半のトークセッションの中で、いくつか面白い視点をもらったので、せっかくなので記事としてまとめたいと思います。

 

⬇︎ ちなみに手塚さんについて知らない人はこちらを参照ください

https://youtu.be/5lkXEN11E30

 

1、価値を創造することがモノづくり

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「なぜ今モノづくりなのか?」

僕がこのイベントをやることになって、真っ先に出たキーワードです。

デジタル全盛の時代、PCやスマホでコンテンツをつくれるのに、わざわざ手作業でリアルなモノをつくる、そのモチベーションは何なのか?

また、僕は今まで形のない「体験」をつくってきたので、モノをつくる人の気持ちに興味があった、というのもあります。

 

ところが返ってきた答えは意外なものでした。

「アフロさんがやっていることもモノづくりだと思いますよ。」

 

僕は一瞬、きょとんとしてしまったのですが、手塚さんはこう続けました。

「”モノづくり”と言っても、何か形あるものをつくる”作業”が、モノづくりではない。価値あるものを創り出すことが”モノづくり”。だから、アフロさんのやっている活動も、モノづくりだと思います。」

 

この視点は、手塚さんが活躍している理由のひとつだと思いました。

モノづくりというと、ついつい「技術」や「作る工程」が注目されがちですが、その先に「世の中に価値をつくれるのか」という部分が無ければ、モノ自体に意味は無くなってしまう。

「価値をつくることがモノづくり」は、とてもしっくりきました。

 

 

2、伝統は守るものではなく、残ったものが伝統

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「伝統、その先へ」というキャッチコピーで活動をする「浅草・飴細工アメシン」

話の流れで、「伝統」というキーワードになった時に、手塚さんからこんな言葉が出ました。

「よく”伝統は守らないといけない”と言うけど、伝統は守るものではなく、残ったものが伝統なんだと思う。

 

時代が変われば、ニーズも変わる。

その時々に、変化しながら、その時代に合った価値を創造できたものは残り、できなかったものは消えていく。

だから、伝統とは、時代の変化の中でも人々から求められ、生き残ってきたものが結果として呼ばれるものなのだ。

つまり「伝統をアップデートしていくのは必然」なのです。

 

ここまで聞いて「伝統」も「モノづくり」も生き物なんだと思いました。

その時代を生きている人たちから生まれ、その時代の人たちに生かされる。そう思うと「とにかくそのまま残すべき」というのは、乱暴な考えなのかもしれない。

 

 

3、俺とは違うことをしろ

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もうひとつ印象的だったのが、後継者問題。

伝統的なモノづくりの世界では、どこでも共通する問題なのかもしれない。

手塚さんは「その業界でスターがいないと下の世代も憧れて入ってこない。ちゃんと稼げるというのを示すのも大事。」と言ってました。

ここは僕もとても共感で「パーティークリエイター」も業界のモデルケースになって、面白いクリエイターが増えたらいいと常に思っています。

 

また、そこで問題になってくるのが、後継者のスキル。

僕も手塚さんも、今やっている活動は独学で習得し、日々成長しているので、弟子からすると中々追いつくことができない。

「弟子には”俺とは違うことをしろ”と毎回言っています」と手塚さん。

守破離にも近いのかもしれないが、師弟の間で、最初は師匠を真似するところから始まる。しかし、最終的には自分の独自の道を見つけ出さなければ、先人を超えることはできない。

また、違う視点で見れば、手塚さんもアフロも「人とは違うことしている」のが大きな強みだ。人から学び、真似することも大事だが、その人ならではのクリエイティビティを身につけなくてはいけない。

 

 

短いトーク時間の中で、面白い視点を頂きました。

モノづくりはもちろん、何をやるにも参考になる考え方だと思います。

 

 

その後はワークショップへ

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飴細工は時間との勝負。思い切りが大事なんだそうです。

 

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あっという間にお手本の兎が完成。飴細工の基礎として、まずは兎をつくるのも伝統なんだそうです。

 

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手塚さんやお弟子さんたちにアドバイスをもらいながら、兎をつくっていきます。しかし、とにかく時間がないので難しい!

 

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一人一人違う、個性的な兎が完成していきます。

 

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普段、手作業でモノづくりをすることが中々ないので、みなさん楽しんでいました。

 

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ワークショップ後に、手塚さんがその場で金魚の工程を披露。みんな飴細工の難しさを知った後で、余計に「すごい!」となっていました。

 

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手塚さんのモノづくりへの考え方を感じるトークショー、そして、実際に手を動かしてみるワークショップまでやれて、盛りだくさんな内容でした。

普段は中々触れることのない世界だったので、とても面白かったです。

 

▼ 手塚さんに興味を持った方は、ぜひお店の方に行ってみてください

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浅草とソラマチの二店舗あるそうです。詳しくは公式サイトを参照。

http://www.ame-shin.com/

 

 

今回の会場について

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今年の夏にできたばかりの、クリエイターたちが集う原宿の新しいドロップインオフィス「Star Lab. TOKYO」。ここも面白いスペースなので、またブログ記事で詳しく書きたいと思います。

http://star-lab-tokyo.jp/

 

 

次回予告

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次回は、3Dプリンターの世界で、新しい挑戦をしつづけるインダストリアルデザイナーの横井さんをお招きして開催します。

 

【NEW!】

前売チケットの販売を開始しました。
前回は前売完売だったので、お早めに!

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世の中に、もっとワクワクを。

アフロマンス

 

 


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