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FEATURE

「定額制クラブ行き放題」によって起こること

こんばんは。

パーティークリエイターのアフロマンスです。

 

今日、株式会社 3.0が「定額制クラブ行き放題サービス」を発表しました。

http://pre-entry-n-jp.live3.info/

 

最初にこのアイディアを聞いた時は、まさに「ありそうでなかった画期的なサービスだな」と思いました。

また発表後のSNSを見ていると期待の声が多いですが、一部で不安の声もあるようです。そこで、このサービスによってクラブシーンがどう変わるかを考えてみました。

 

 

1、お客さんの来店頻度があがる

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これはとてもシンプルな効果です。

今までは1回行くのにいくらというのが基本原則だったのに対し、何回行っても定額なので、極端な話、毎日遊びに行っても同じ料金(月額3,900円)です。いっぱい遊びに行って元をとらなきゃ、と思う人もいそうです。

クラブシーン全体として、日々の集客数が増えることは間違いないでしょう。毎日の集客が増えることで、クラブとしてはドリンク代による収益を期待できるかと思います。

 

 

2、クラブやイベントの魅力が試される

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これまで、エントランスの価格設定は、どのクラブ(イベント)に行くかの大きなポイントでした。

エントランス3,500円もあれば、女性無料もあった訳です。そこが定額になったとき、クラブやイベント自体の魅力に大きく左右されることになります。

全体として集客のベースは増えるのですが、魅力的なクラブ(イベント)により多く人が集まることになるのかなと思います。もしかしたら、入場規制が発生する頻度も増えるかもしれません。

 

 

3、クラブとイベント主催者の関係も変わる?

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「ん?そういえばイベント主催者がクラブの箱代を払って、貸し切っている場合はどうなるの?」と思うかもしれません。そこに関して、とりあえずは「サービス外」になるでしょう。

ただ、クラブとしてはより多くのお客さんが入って賑わって、ドリンクも出て欲しいので、新たな取り組みの提案も出てくるかもしれません。

例えば、クラブ側が制作費を払って、より魅力的なイベントを誘致する機会が増えるかもしれません。また、箱借りにしても、サービスの利用も合わせることで箱代が安くなるシステムも出てくるかもしれません。

イベント主催者にとってリスクを減らせることにつながるかもしれません。

 

 

最後に

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映画や音楽など、様々なものが定額制になっていく中で、クラブの定額制という発想はぶっ飛んだものではないかもしれません。思いついていた、という人もいるかもしれません。

ただ、これを実現させるには並々ならぬ努力、労力、実行力が必要だったと思います。考え方の違う、沢山のクラブに飛び込み、説明し、このサービスに共感してもらう。本当にリスペクトします。

クラブシーンを、よりよいものにしていこうという想いが詰まったプロジェクト。僕は応援していきたいと思っています。

 

 

「定額制クラブ行き放題サービス」LIVE3S 事前登録サイト
>> http://pre-entry-n-jp.live3.info <<

 

 

《 追加発表 》

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LIVE3さんから声かけ頂き、「定額制クラブ行き放題サービス」に限定数ですが、「泡パ」「早朝フェス」も連携することに致しました。

本サービスに加入いただくことで、サービスの一部として「泡パ」「早朝フェス」に参加することが可能です。今後の展開にご期待ください。

 

 


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イベントにビジョンを持つまで。

こんばんは、アフロマンスです。

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今日は、イベントがビジョンを持つまでの話を、この度リニューアルを迎える早朝フェスの事例を交えながら、書きたいと思います。

 

=====目次=====

1、ビジョンからスタートすることは稀

2、考えるキッカケ

3、やっていく中で感じること

4、ビジョン=続けていく力

============

 

1、ビジョンからスタートすることは稀

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会社のビジョンに比べて、イベントをやり始めるときにビジョンから入る人は稀でしょう。

普通は「なんか楽しそうだから」とか、「音楽とかアートが好きだから」とか。中には「面白いアイディアが目の前にあるから」とかもあるでしょう。

 

早朝フェスの場合は一番最後の「平日の早朝にあえてフェスをやる」という、ユニークなアイディアからスタートしました。

「それは面白そうだ」

「なんだか共感できる」

そういう風にして、フィーリングから入ることはかえっていいことも多いと思います。始めからあまりにも目的が明確すぎても、実際のアウトプットが窮屈になりがちだったりもするので。

 

 

2、考えるキッカケ

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イベントをある程度続けていくと、ビジョンを持つキッカケになるようなことが起こったりします。

僕の場合は、ロンドンへ行き、本場の早朝フェス=Morning Gloryvilleに参加したことがキッカケになりました。

 

「まるで別物」だ、と衝撃を受けました。

音がいいとか、朝からすごい人数が集まっているとか、色んな違いはあるんですが、主催者の思考・目指している先が違うんだろうなと感じました。

日本は日本で独自の進化やコミュニティを形成していて、それ自体はとてもいいことだと思っています。別物でいいのです。

ただ、何を目指すか=ビジョンは必要だと強く感じました。

 

 

3、やっていく中で感じること

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「本当の学びは、経験からしか得られない」by アフロマンス…(爆)

真面目な話、いくら本を読んでも、人から話を聞いても、明日からの生活に根本的には反映はされないと思っています。

実際に行動して、成功を感じること、逆に失敗すること、そんな経験の蓄積が、その人の血肉となり、その人を形作っていくと思います。イベントも同じです。

 

早朝フェスをやっていく中で感じたこと…

《 成功体験 》

・朝から踊ることやヨガをすることってなんて気持ちいいんだ。

・ノンアル、ノンスモーキングで、健康的なことはとても気分がいい。

・美味しい朝食やコーヒー、マッサージなど色んな要素があるのは楽しい。

・朝から集まると、人と人のつながりができやすい。

などなど

 

《 課題認識 》

・人が徐々に減っている。

・(お客さんが減ると)収支が合わない。赤字になる。

・音の環境に満足できない。もっとレベルをあげたい。

・スタッフのモチベーションが下がっている。

などなど

 

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早朝フェスをやり始めて2年、スタッフ一同で改めて色んなことを振り返りました。集まったたくさんの気づきこそが次へのヒントになると思っています。

 

 

4、ビジョン=継続する力

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僕たちは何が大切で、何が大切じゃないのか。

なぜ、朝に踊るのか、踊らせるのか。

向き合わなきゃいけなかったことを、色々と話し合いました。

 

そして出たのが

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という言葉です。

 

僕たちは、単に「朝にイベントをやること」がゴールじゃない。

朝の時間を使って、健康的に、音楽やヨガやコミュニティの形成を通して、その人の人生が少しでもハッピーになる、本当の人生に気づく「キッカケ」をつくっていきたい。

そのアウトプットとしての早朝フェスがあるんだ、ということです。

 

なんとなく楽しい。なんとなくいい。

そう感じていたこと思っていたをビジョンにしました。

 

過去に書いた記事に

01

イベントなんて、辞める理由がたくさんある。

というものがあります。

 

イベントなんて、理屈で考えればやめるんです。

そこに皆が信じられる何かがないと。

そのひとつの答えがビジョンなのかなと、今では思います。

 

 

そんな過程を経て、リニューアルする早朝フェス、是非一度参加してみてください。

また、この記事を読んだ人が、よりよい人生を送る「キッカケ」になれば幸いです。

 


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日程:2016年3月23日(水)

時間:開場 6:00- / スタート 6:30- / 終了 9:30(途中入退場自由です)

会場:CIRCUS Tokyo http://circus-tokyo.jp/
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-26-16 第5叶ビル 1F,B1F

 

出演者:

[ Special Guest DJ ] 大沢 伸一

[ Guest DJs ] FUJIKEN from KICK OFF / K (Play deciel)

[ Resident DJ ] アフロマンス

[ VJ ] yamane

[ Morning Yoga Party ] Maiko Kurata x DJ Satoshi Miya

[ Acro Yoga Performance ] 西浦莉紗 from ACRO YOGA JAPAN

[ Yoga ] ブライトン朝ヨガTEAM

 

チケット:
前売チケット:¥2,000
グループ割チケット:¥6,000(1枚で4名まで入場可能。1人あたり¥1,500)
当日チケット:¥2,500

《 イベント詳細・チケット購入はコチラから 》
http://sochofes160323.peatix.com

 

今後のスケジュール:

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インスタで気づいた、もうウソはうんざりなんだな、という話。

あと数日で30→31歳になる、おっさん入門編、アフロマンスです。

 

Googleは使わない、SEO対策しているから——Instagram有名人のGENKINGが語った10代の「リアル」
http://jp.techcrunch.com/2016/03/03/istagram-genking/

 

この記事と、最近聞いたハタチくらいの子たちの話もふまえて思ったことを書きたいと思います。(上記の記事自体、とっても気づきがあったので、読んでない人は是非!)

 

この記事を読むのにオススメの方

・おっさん、おばさんの自覚のある方

・広告やマスコミなど、情報発信側の自覚のある方

・僕みたいにイベントや表現活動をやってる方 など

(逆に、20未満の若い子からすると当たり前のことばっかかもです)

 

 

流行りのインスタって結局なんなんだ?

Instagram-Explore

って話ですよ。

僕のこれまでのイメージは

・オシャレな写真のSNS。

・流行っている。特に若い子の間で。

・要は、写真中心のtwitterみたいなもんだよね?

・リンクを貼ってもクリックできないからサイト誘引とかしにくい

・広告始まったけど、マーケティングツールとして使えるのか半信半疑

って感じでした。

が、最近この認識が大きく乖離していることに気づきました。

 

 

1、インスタ=リアルを確認するツール

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単に「リアル」っていっても色んな意味がありますよね。僕は「事実を確認する」ってところまで含めて機能しているんだなと思います。

ネットが普及して、検索でなんでも簡単に調べられるようになったけど、検索した先もウソだらけで、ランキングも、口コミも信じられない。

そうなったときに色んな人がアップしている画像をすぐに見れて、リアルな本当の情報を確認できるのがインスタだったんだなと気づいたんです。

イベントも行く前にそのイベント名のハッシュタグで検索して、本当にイケてるイベントなのか、いい感じの写真が撮れるのか、を見ている訳です。なるほど、と。

 

 

2、文字は読まないスマホネイティブ

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あと、若い子に、イベントの話を聞いているときにビックリすることがありました。「サイトの文字は読まない。写真、あとは動画しか見ない」って言ってたんですね。

もう、30代以上のテレビ世代が新聞をなかなか読まないくらいの感覚で、インスタ世代はスマホで文字なんか読みたくないんですよね(そうなるとこのブログも読まないと思うけど・・・笑)

ちょっと前に、WEB業界では写真や動画を多用して「リッチコンテンツ」とか言ってたけど、そうじゃない。それが「当たり前」なんだ、と。

だから、写真や動画を即見れるインスタは便利なんですよね。googleでググって文字がいっぱい出てくるだけでテンション↓みたいな。なるほど。

 

 

3、広告的発想の限界

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・インスタが流行ってるからオシャレな写真の広告を出せばいい

・フォロアーの多い人にステマさせればいい

こういう普通に思いつくSNSのマーケティング手法が、求められていることと乖離していることに気がつきます。

流行っているプラットフォームがなんなのか以前の話、もうウソにはうんざりなんだよ、ということだと思うんです。誰だって騙されたくない。

 

もう、正直に、真っ当に勝負をするのが一番の近道なんだろうなと思うんです。イベントであれば、その内容を妥協なしに考え抜き、過ちがあれば認めて改善する。その上で、最大限に伝わる手法やクリエイティブを考える。

結果的に、好意とともに写真がアップされる。広がる。

思っている以上に、見せ方だけがうまいヤツが沈む時代がくる、そんな気がします。

 

とっても当たり前のことだけど、いつの間にか違うことをしていたって人も多いんじゃないでしょうか。もしかしたら、今一度自分の仕事や表現活動を考える、いい機会かもしれません。

 

 

PS

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こんなわかったようなこと言ってますが、僕もおっさんなので本当にわからないです、この感覚。

人間は水の中では息ができない。魚は水の中で生きるのが当たり前。

そこでいうと、インスタやミクチャって、若い子(魚)にとっての海みたいなものなんだろうなと思うんです。おっさん(人間)は海に浸かったり、泳いだりできるけど、そこで生きる感覚は結局わからない。

そんなことをふと思いました。(画像は内容とはまったく関係のない、海を見る人というSFファンタジー小説です。理系の人にはオススメの面白い話です。)

 

 


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心当たりある?クラブあるある現象ベスト5

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パーティークリエイター/DJのアフロマンスです。

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最近、真面目なブログばっかり書いてたので、たまにはくだらない記事も。

ふと飲みの席で出てきた

「クラブあるある的、謎の現象」

について、勝手に命名しながら書いてみたいと思います。

 

 

1、シャイピ

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最近、何かと聞く「パリピ」という言葉。

パーリーピーポーが語源の言葉ですが、その言葉から連想されるイメージは「チャラい・調子いい・おしゃべり」という感じですが、クラブにいる人は、意外とコミュニケーション下手だったり、ややシャイな印象を受けることも多いです。

いざ、クラブで話すタイミングになっても、特に話すことがなく、なんとなく気まずい雰囲気になっちゃうことも、ちらほら。

この一般のイメージとギャップのある現象を「パリピ」ならぬ「シャイピ(シャイ・ピーポー)」と名付けたいと思います。

 

 

2、カンパイ・ランナウェイ

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パリピならぬシャイピたちが、特に話す内容もない、気まずい雰囲気を脱するために編み出した「パーリーな逃げ道」

それが「カンパイ・ランナウェイ」

特に話すことがなくなったら「カンパイしとく?」「ショットいっとこ、ショット」と言って、バーカウンターでお酒を注文(だいたい誰かがおごる)。みんなで仲良くカンパイして、その場で飲み干し、フラフラになりながら去っていくというクラブ処世術。クラブ熟練者ほど、マスターしていることが多いスキルです。

 

 

3、ウォイ!ウォイ!コール

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DJをやっている方は特に覚えがあるんじゃないでしょうか?

ダンスフロアが盛り上がったときに、どこかの酔っ払いが始めるDJのビートに合わせた「(ズン♪)ウォイ!(ズン♪)ウォイ!」というかけ声!

ちょっとイカつい、このウォイ!ウォイ!コールは、酔っ払っているお客さんには心地良いようで、あっという間に他のお客さんにも広がっていきます。

しかし、この現象、飲み会のコールと違ってオチがない。

すばらく続くと、徐々に疲れてきて、みんなフェードアウトしていきます。そして、最後に残った数人が、いつの間にか言ってるのは自分達だけだと気付き、気まずそうに「…ゥォィ…ゥォィ」と音量を下げていくのです。

元気ありあまる若い世代のイベントや、花金のサラリーマンが集まるイベントなどで発生しやすい傾向にあるようです。

 

 

4、メイビーフレンズ(略してメイフレ)

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クラブでは、だいたい酔っ払っていたり、出会う人の数が多かったりで、会った人のことを覚えてないことも多いです。

そこで発生するのが、メイビーフレンド(略してメイフレ)

「悪そうなヤツはだいたい友達」ならぬ「クラブで話しかけてきたヤツはたぶん友達」的な文化。そういう現象はよく見られるので、みんな「誰でしたっけ?」なんて野暮なことは言いません。

A「お、久しぶり〜」

B「お久しぶりです〜(えっと…誰だっけな?)

A「この間、○○さんに会ったよ〜」

B「ほんとに?最近会ってないな〜(○○さん界隈の人か・・・)

など、どこの誰だったかを探りながら会話する術を身につけます。

上級者になってくると、全然知らない人から声をかけられても、ナチュナルに「ういっすー!」とハイタッチを返せるようになります。

 

 

5、気まずいリターンズ

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これは、意識してないかもしれませんが、隠れたクラブあるあるです。

イベント中にDJ同士やお客さん同士で一通り話が盛り上がって、宴もたけなわな雰囲気になり、最後に乾杯して「ではでは〜」と別れます。

でも、クラブってそんなに広くないですし、お互い会場内をウロウロしているので、またバッタリ会うんですよね。

その時の、一回お開きになって、もう話すこともないのに、また会っちゃって、ちょっと気まずい雰囲気が流れる現象を「気まずいリターンズ」と名付けたいと思います。

クラブ初心者の人からすると「え?さっきまであんなに仲良くしゃべってたのに、急に冷たくない!?」と思うかもしれませんが、それがクラブでの所作です。覚えておきましょう。

 

 

どうだったでしょうか?

ここでは書ききれなかった、可愛い子に声をかけたら大体DJか友達の彼女「ダレカノ」現象や、「ちょっとトイレ…」は面倒くさいときの離脱方法「リアル脱出トイレ」など、色々ありますが、とりあえず選りすぐりの5つを載せてみました。(こんなのあるよ!という情報あれば、是非教えてください)

 

こんな現象を体験できる、不思議空間「クラブ」

まだ行ったことがないという方は、これを機に是非遊びに行ってみてはいかがでしょうか?

 

イラスト協力:ザッキー

 

 

◎こんなくだらないのも書いてます。

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「イベントに行けません」と言うのは迷惑ってホント??

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どうも、パーティークリエイター/DJのアフロマンスです。

01

今日は表題の通り、定期的に話題になる

「イベントに行けない」と主催者や出演者に伝えたり、書き込みしたりすることは要らないってか、むしろ迷惑論について、僕の考えを書きたいと思います。

 

 

1、「不要」「迷惑」という意見が多い?

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この話題って、年に2回〜3回くらいのペースでタイムラインにあがってくるんですよね。その度に「ホントこれ!」って一部のイベント主催者やアーティストがシェアして、その投稿に「え、そうだったんですね・・・すいません・・・」と参加者やファンが謝る、というのをよく見ます。

中に「行けないけど・・・応援したいって気持ちを伝えたいんです」みたいな意見があると、「気持ちの押し売り」とか「主催者やアーティストの気持ちを考えて」とか返される。言われた側は、主催者やアーティストの立場はよくわからないから反論しにくい。

僕はそういう、ちょっと歪んだ構造で成り立っている話題だと思います。

ただ、僕は一主催者であり、かつ出演者の立場でもあるので、自分の考えをしっかり言いたいと思います。

 

 

2、「不要」「迷惑」とは限らない

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「不要・迷惑」そう思う主催者やアーティストの方がいるのは否定しません。

まぁ、そうなんでしょう。

でもね、それを「あたかも一般論のように語ること」はおかしいと思うんです。

 

実際、僕はそう思わない。

以下、よくある意見に対する僕の考えを書きます。

 

◎ 行けないと言われるとテンション下がる

そんなことで下がるのかい・・・(汗)気にしすぎ!と思います。

参加者やファンは「(行きたいけど)行けない」という気持ちをなんとか伝えようとしているんだよ?受け止めてあげましょうよ。

 

◎ 行けないという書き込みが集客に影響する

イベントをそんな風に考えているんかい!(汗)

断言しますが、人が少なかったのは、行けない人が「ごめん!行けない!」って書いたからではありません。失敗の本質的な理由は別にあるので、よく考えた方がいいと思います。

 

◎ 行けないという連絡は百害あって一利なし

なんで、そう思うのかな?

まず「予定があって行けない」って「本当は行きたかった」というやるせない気持ちからきている人も沢山いる訳です。そんな気持ちになってくれてるの、嬉しくないの?僕は嬉しいよ。

そして仮に「行きたいけど、行けない!」という意見が100件きたときと、気を使って何も言わない=0件だったときを考えてみて欲しい。

前者なら「こんなに行きたい人がいるなら、もう一度頑張ってみよう」と次回への参考になるのに、後者は周りから何の反応もなくて・・・シーンてしている状況ですよ。そういうのがいいの?

僕には理解できない。

 

 

3、真剣さと余裕のなさは紙一重

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こんな話もあります。

「こちとら真剣なんだよ!イベントの当日まで、集客のことで心配して、毎晩徹夜で準備して、それを考えずに何をへらっと!」みたいな。

でも、真剣なのも、心配も、大変な準備も、そういうことを参加者やファンが理解しきれていないことも・・・

全部当たり前じゃん。

その上で、どうするか?じゃないですか。

周りの声を(しかも、応援の意図がある声を)迷惑だなんて、余裕がないのかな、と思う。

もしくは、周りの声に耳を傾けない人なのか。

クレームを「百害」としか考えない人なのかもしれない。評判が落ちる、むかつく、とかね。でも、クレームって、一部当たってるとこはあるんだよね。それも、ちゃんと耳を傾けて、これからのヒントにしていかないと。

 

 

と色々言いたいこと言いましたが、イベントの主催者やアーティストは、基本的にリスペクトしてます。実際に行動して、世の中に何かしらアウトプットしているのは素晴らしいことだと思います。

だからこそ、こんなことで不快になったり、気にしたり、声をあげたりしてほしくない。

 

また、参加者やファンの皆さんも、一概に「いけないこと」と思わないでいいし、ましてや謝るなんてことはしなくていい。まぁ、嫌な人もいるんだな、と思うくらいが一番いいと思います。

これからも楽しいエンターテイメントが世の中に広がり、それを支える参加者・ファンの皆さんから応援しつづけてもらえることを願っています。

 

 

アフロマンス

 

 

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イベントをやる、全ての人に伝えたいこと

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パーティークリエイター/DJのアフロマンスです。

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今日は、大げさな題名をつけましたが、それくらい強い想いを抱いたので、思うことをありのままに書きたいと思います。

 

 

1、イベントは、逃げ切り型のビジネスになりうる

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イベントは特殊な商売だなと思います。

例えば、モノをつくるメーカーであれば、買ってすぐ壊れたら返品するから、きちんと長く使えるようにしないといけないし、子供が変な使い方をしても怪我をしないようにしたり、細心の注意を払ってモノを作っていかないといけません。また、モノであれば店頭で見て触って確かめて買うこともできます。

例えば、飲食店であれば、ちゃんと値段にあったご飯を提供しないと、どんどん客足が遠のいていくので、これもちゃんと考えて、お客さんが満足するものを提供していかないと商売が成り立たない。また、食べログのような口コミサービスも充実しているので、細かいところまで気が抜けません。

 

その点、イベントは逃げ切れてしまう商売だな、と思っています。

 

何が言いたいのかというと、イベントは中身がわからなくてもお金を払うものだということです。結果、参加して思っていたものと違ったり、つまらなかったりしても、基本的に返金はありません。

また、多くのイベントは毎日やるものでもないので、不満を持ったお客さんが「二度と来ない!」と思ってもそこまで困りません。スポット的なものなので、クチコミ・サービスも充実していません。

この流れは、スマホやソーシャルが普及していく中で、より断片的な情報のやりとりが増える傾向にあったり、イベントのニーズが増えている、ある種のイベント・バブルような状況も手伝っています。

極論、話題をつくれれば、中身がともなっていなくても、チケットが売れてしまう時代なのです。

 

 

2、だからこそ、しっかりとつくらないといけない

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もっとわかりやすく言いましょう。

例えば、年に1回のフェスがあります。

・トイレが少なくてめちゃ並んだって…

・椅子が少なくて全然休めなくたって

・ご飯がまずくたって

・運営側の仕切りが悪くたって

・参加者のマナーが悪くたって

基本的には、全部イベントに入場してからわかることなので、チケットの売り上げにはほとんど関係ない訳です。また、年に一回であれば、時間をかけて人を集めればいいので、そこで不満を持った人がいても商売的にそこまで大きな影響がない

 

ある主催者は思います。

「トイレの数は少なくてもいいんじゃないか?他所のフェスでも並ぶし。経費はなるべく抑えたい。数を半分にしよう。」

特に、最近の新しいイベント主催者は、経験値も少なかったり、資金的にも潤沢でないので、ついついこういう傾向になりがちです。

 

ただ、こういうことって、本当に影響はないのでしょうか?

僕はそう思いません。

嫌な想いをした人は、そういうイベントには行かないようになるでしょう。

逆に、本当にいい体験ができて、満足したら、クチコミ・サービスがなくても自発的なクチコミにつながるし、友達を誘ってまた行こうとなりますよね。

だから、目には見えないし、アンケートにも現れないけど、内容までしっかりとやっているイベントと、そうでないイベントは徐々に差がついていきます

 

僕らイベント主催者は、改めて自分たちのやっていることに問いかけないといけないと思うのです。

「本当に考え抜いているのか、やりきっているのか、もらった金額に見合う価値を提供しているのか。」

これは自分への戒めでもあるし、同じようにイベントを主催している皆さんへの問いかけでもあります。

参加者の皆さんに言いたいことは「あるイベントを嫌いになっても、イベント自体は嫌いにならないでほしい」ということです。

 

 

3、それで、ハッピーは増えるのか?

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ただ、いざイベントを運営する立場になると、やることがたっっくさんあるため、なかなかそういうところまで頭が回らないものです。

 

そこで昨日ふとわかりやすい指標を思いつきました。

それは「何のためにやるのか」を考えることです。

・金になるから

・話題になって気持ちいいから

・有名になれるから

よくバンドを始めた理由が「モテたいから」なんて言いますが、物事を始めるきっかけは人それぞれですよね。やっていく内に変わるものですし。

ただ、上記のようなマインドでやっている内は、まだダメなんだろうなと思いました。だって、イベントをしっかり作り込まなくても、お金になってしまうし、話題にもなるし、有名になれたりするからです(一時的に、ですが)

 

僕が改めて思うのは「それでハッピーが増えるのか」ということです。いくら儲かっても、いくら話題になっても、参加者やその周りの人が嫌な想いをしたり、ハッピーにならなければ意味がない、と思うのです。

 

この「ハッピーが増える」という話は面白い視点で、同じようなことをやっても、その視点があるかどうかで指針は大きく変わると思います。

以前、Peatixというチケットサービスの人に聞いた話があります。

=====

世の中にチケットサービスは数多くあります。

ある新規のチケットサービスは、大きなフェスに営業をかけて、手数料が低いことを武器に、大手のチケットサービスから自社のサービスに移行させることに成功しました。

一方で、Peatixは大きなフェスに営業をかけることにあまり興味がありません。何をやっているかというと、これまで大手のチケットサービスを使えなかったような一般の人(小さな主催者)に声をかけて使ってもらい、いろんな形で応援してます。

商売的には、パーセントのビジネスなので大きなイベントを扱った方が儲かります。なんでそうしないとか、と聞いたときに「世の中のハッピーの総量が増えないから」と言ってました。

既にチケットサービスを使えている大きなイベントを、自社のサービスに乗り代えさせても世の中にはあまり影響はないのです。

一方で、これまでサービスを使えなかった人が使えるようになる、イベントを主催できるようになる、ということは世の中に新しい波を生むということです。

=====

その話を聞いて、感銘を受けたのを覚えています。

 

イベントも同じだと思うのです。

世の中に価値を提供していくということは、一人でも多くの人を、自分たちの手でハッピーにしていくということです。

イベントをやるのは本当に大変です。

身にしみてわかります。

でも、何かの判断を下すとき、イベントをつくっていくとき、この視点を改めて念頭においてもらえると、より長く続く、愛されるイベントができるんじゃないかと思います。

 

参考になれば幸いです。

 

 


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「なぜマグロハウスはバズったのか?」SNS時代に話題になる、イベント設計のポイント

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今のクラブは、何かが違う?

 

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東京のアンダーグランド・新宿二丁目のクラブに行ってみよう!

 

 

こんにちは。

パーティークリエイターのアフロマンスです。

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(踏まれるの、嫌いじゃない)

今日は東京のアンダーグラウンド「新宿二丁目」のクラブ「Royal Family(ロイヤル・ファミリー)」で開催されているイベント「PIKASONI(ピカソニ)」をご紹介したいと思います。

 

 

1、新宿二丁目のラグジュアリー異空間

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まずは、会場であるRoyal Familyをご紹介。

住所は「東京都新宿区新宿2-13-16 SENSHOビル2F」ということで、いわゆる新宿二丁目のど真ん中ですね。

 

地図を頼りに裏路地に入っていくと・・・

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Royal Familyの看板を発見!

会場は、外階段から二階にあがります。

左にある看板が無性に胸をザワザワさせます。

 

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二階に上がると、鉄の扉が・・・

遊び慣れてない人なら、ここで小一時間ためらうはず

勇気を持ってドアを開けましょう。

 

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重いドアを開けると、真紅のラグジュアリー空間が広がります!

思ってたよりも明るいので、安心してください!

 

公式ホームページからコンセプトを抜粋しますと

ラグジュアリーなデザイナーズインテリアで、全ての人を魅了するMIXバー。明るく楽しいイケメンゲイバーテンダーはもちろん、様々なイベント、ショーで活躍するドラァグクイーンやアーティストが入店しております。他には真似できない異空間をお届けします。

 

確かに「異空間」です。 

お店の雰囲気はわかったので、次はパーティーの方に行ってみましょう。

 

 

 2、刺激的な人が集うパーティー

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そんなRoyal Familyで開催されるイベント「PIKASONI」

なんといっても主催者も、参加者も、集まるメンバーが濃い!

写真左は主催のUkaさん。野外レイブ界ではレジェンド的存在。

右はディスクマンさん。僕と服の趣味が合う数少ないDJの方です。

 

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Royal Familyのお店の面々も、めちゃめちゃノリがいいイケメン揃い。

いつも「やだ〜〜〜〜!」とか言ってる気がします。

 

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ファッショナブルな人が多い〜!

最近のクラブシーンのメインはもっぱらEDMですが、ここではHOUSEやTECHNOを中心に、幅広いGOOD MUSICが聞けるのも特徴!

 

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DJで盛り上がっていると、突如お店のど真ん中でポールダンスが始まったり。

 

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要は・・・

僕が目立たないパーティー

それが「PIKASONI」です!

 

とりあえず、異空間さは伝わったでしょうか?

でも一番の魅力は・・・

 

 

3、意外とあったかいんだから〜♪

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「二丁目とか、ちょっと怖そう」

「場違いになりそうで、遊びにいく勇気がない」

そんな感じで思っている人も多いんじゃないでしょうか?

でも、こういう個性的だったり、刺激的な人に限って、いい人たちばっかりなんですよね。

 

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なぜかDJブースの横に落書きコーナーがあったり

 

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名物のたこ焼き。来たら毎回、食べます(笑)

 

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だいたい主催者は最後潰れてます。

また関係者は大体わかってます。

いいパーティーです。

 

 

で、結局どうなの?

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一言でいうと「自由」

いろんな人が集まって、自分たちが好きな音楽に体を揺らして、好きな絵を書いて、好きなヤツらと楽しい夜を過ごす。

そして誰だってウェルカムなんですよね。

 

二丁目とか、夜の世界にちょっと興味があるけど、なかなか踏み出せずにいた人は、東京アンダーグラウンドの入り口として、Royal Family、そしてPIKASONIに遊びに行くのはいかがでしょうか?

 

LAST PARTY

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PIKASONI(ピカソニ) -Royal Family Last Party-

DATE:2017.4.8 (SAT) OPEN/START 21:00 –

PLACE:Royal Family
http://www.royal-family.org/
東京都新宿区新宿2-13-16 SENSHOビル2F

ENTRANCE:1,500yen (with 1Drink)

MUSIC:HOUSE, TECHNO

GUEST DJs :
アフロマンス
KAZUKI SERA
HARUKA
BLACK BOX(edge×OYU)
FLAMINGOS
TOMu
endemic
fancyboys
LADY
NOZOMI

DJs:
UKA
migimaki
KURI
DiscMan

GUEST LIVE PAINT ARTIST:
kuu
mauco

GUEST POLE DANCER:
yasuna
megumi

GUEST DANCER :
OVEGAS!(YASU-CHIN・Shunsuk Imai)

GUEST TAKOYAKI :
junnosuke

PHOTO :
TETSUTARO

 

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TIME TABLE:

21:00-21:40 Uka
21:40-22:20 DiscMan
22:20-23:00 fancyboys (23:00-23:10 Ovegas Showcase)
23:10-23:50 HARUKA
23:50-00:30 BlackBox
00:30-01:10 FLAMINGOS
01:10-01:50 アフロマンス (Go Go yasuna&megumi)
01:50-02:30 TOMu (Go Go yasuna&megumi)
02:30-03:10 endemic
03:10-03:50 KAZUKI SERA
03:50-04:25 migimaki
04:25-05:00 KURI
05:00-05:30 Lady & nozomi

 

今回は「Funky HouseなDJセット」でいきます。

Check!afromance Funky House Mix part.3

 

ぜひ、遊びに来てね!

 

 

世の中に、もっとワクワクを。

アフロマンス

イベントをパクる人へ

 

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どうも、パーティークリエイター/DJのアフロマンスです。

友人のヒゲくんが下記のようなブログを書いていました。

海外系イベントをパクらない理由
http://go-taichi.blog.jp/licence_contract

うんうん、と思うことちらほら。

そこで僕は逆の立場、ライセンス元から見る「イベントのパクリ」と「ライセンス」について書いてみようと思います。

 

 

そもそも「ライセンス元」とは?

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上の写真は、2015年の夏に開催された「泡フェスOSAKA」です。

「アフロ、金持ってんな〜」

と思うかもしれませんが、「泡フェスOSAKA」にお金を出しているのは僕ではありません。こんな規模のイベントをやるお金はありません(爆)色んな会社さんが出資し、実行委員会をつくって展開しています。

僕はこれまでやってきた「イベントのノウハウ」や「ブランドの提供」、また「全体の監修」を行うことで、売り上げの一部をライセンス料(権利料)として頂くことになっています。

例えば、このような形が「ライセンス元」という立場です。

 

 

そして、

イベントをすぐにパクる人へ、

伝えたいこと。

その上で、ヒゲくんのようにちゃんと連絡してライセンスを取得してくれる方もいれば、いつの間にかロゴがそっくりなイベントや、酷いものになると僕の写っているイベントの写真をフライヤーに使ったりなど(!?)なかなか想像を超えてくる方もいます。

そういうオーガナイザーの方、またそういうのを見かけて「これ、いいの?」と疑問を持っている方へ、僕の考えを伝えたいと思います。

 

 

1.パクりたい人はパクっていいと思う

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色んな意味でそう思います。

まず「パクリって何?」という点。

例えば、僕が泡パをやっていて、泡を出すイベントをやったらパクリなのか?と。でも、元々の発祥は地中海のイビサ島だったりするし、それを言い出したら僕もパクリだしね。

ただ「パクれるものならパクってみなさい」と思っています。

泡パを見て「泡を出せばいいんでしょ」と思っているなら、それは難しいかなと思います。話題化イベントの作り方でも書きましたが、色んなことを考えてつくってます。簡単には、パクれません。

もう一つ「ムーブメントは一人ではならず」とも思っています。

日本中で同時多発的に泡のイベントが展開されて初めてムーブメントの種になると思うのです。だから「パクられて(真似されて)なんぼ」かなと思っています。

ロゴやイベントタイトルまんまとか、僕の写真使うとかは誤認の原因になるので嫌ですが、いわゆるパクリ(真似する行為)はいいと思います。

じゃあ「ライセンスの意味あるの?」という話

 

 

2.ライセンスはお互いのリスペクトのこと

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ヒゲくんがブログで「クリエイターへの尊敬」と書いてありましたが、僕が加えて言うなら、双方のリスペクトがとっても大事だと思っています。

「ん?クリエイターへの尊敬はわかるけど、ライセンス取得側へも?」と思うかもしれません。

僕が各地域のイベントをやっていて本当に思うのが「地元のことは地元の人が中心になってやるべき」ということです。やっぱり、地元の人抜きには良いイベントはやれないんです。だから、地方のシーンをつくっている・つくろうとしている人は、本当にリスペクトしていますし、是非一緒にやりたい。

だからこそ、僕はライセンス元として頂くライセンス料に見合うだけのモノをきちんと提供しようと日々思っています。

・これまでのやってきた資産、ブランド

・実施や安全面に関するノウハウ

・イベントの作り方

・情報設計やPRの協力

・都度の環境に合わせたカスタマイズ など

だから、僕にはライセンス料を払う価値があると思ってます!(たぶん!)

 

 

3.一緒にムーブメントをつくっていくパートナーへ

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ライセンスがお互いのリスペクトだとすると、取得する理由は単なるコンテンツだけではなかったりすると思うのです。

それは、クリエイターと一緒にムーブメントをつくっていくパートナーになるいう点です。

僕ときちんとライセンス契約している人は、ほとんどの場合「とにかく楽しいこと・ワクワクすることが好きな人」です。そして「次のコンテンツをとても楽しみにしている人」ばかりです。

だから、今あるコンテンツだけじゃなく、次に生まれるであろうコンテンツに期待して、僕と関係値を築いているんだと思うのです。

僕も期待に応えるべく、どんどん新しいコンテンツをつくっていきます。

そして、それをパートナーと一緒に全国、そして世界にどんどん広げたいし、逆に色んなクリエイターとつながってコラボレーションしていきたい

こういう考え方に共感できるかどうか、だと思います。

 

・・・という訳で、気になった方はご連絡お待ちしてます(笑)

一緒に世の中を「ちょっと面白くする」ムーブメントをつくっていきましょう。

 

 

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「泡パ」「Slide the City」「早朝フェス」など、各種ライセンス展開のお問い合わせは下記まで。

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※ちゃんと僕も見ますー!

「マグロハウスはなぜ話題になったのか?」SNS時代のイベント設計

 

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パーティークリエイターのアフロマンスです。

今日は、2015年の年末に手がけた「マグロハウス」を設計したプロセスをまとめてみたいと思います。イベントや、色んな仕掛けをやっている方の参考になれば幸いです。

 

Q. そもそも、マグロハウスは話題になると思っていたか?

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もちろん、バズることを想定して設計しました。

「まぐれハウス」ではありません。

・・・

でも、狙ったら百発百中バズる訳ではないです。ただ、確度がある狙い方はあると思います。大事なのは「思考のプロセス」だと思います。

 

 

思い返して、ポイントをあげると、以下の6つです。

1、アイディアの種を考える

2、ワードを開発する

3、情報の設計図を念頭において考える

4、メディア視点で考える

5、参加者視点で考える

6、実現可能性を考える

後ほどお話ししますが、1〜6を順番にやるというよりは、同時併行で考えながら設計していきます。そうすると、自ずとイケてる企画か、イケてない企画か、瞬時に判断がつきます。

とりあえず、わかりやすいと思うので、この順番で説明していきます。

 

 

1、アイディアの種を考える

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「何か面白い企画を考えましょう。」

そう言われても、どこからどう考えればいいのかわかりませんよね。

色々やり方はあるのですが、まずは肩の力を抜きましょう。

面白いアイディアの種は、意外に身近なところに転がっているものです。

 

今回でいくと、例えば「年末」に「クラブ」でイベントをやる、というのは決まっていました。そんな中で、年末どんなイベントをやりたいかなぁというのを考えます。(まずは、やりたいことを考えた方がいいです)

 

年末か・・・

どうせやるならやりたいことをやりたいよなぁ・・・

音楽は、なんだかんだハウスが好きだし、ハウスのイベントをやりたいなぁ・・・

あと、美味しいものとか食べたいなぁ・・・

そんな感じで色んな案を考えている中で、「マグロの解体ショーは?」という話が出ます。ただ、この段階では100案あるうちの小さな1案です。まさにアイディア未満の「アイディアの種」

 

ただ、とりあえず、やりたいことには合致しそうだし、「マグロの解体ショー」と「ハウスミュージック」を組み合わせると、なんだか楽しいかもしれない、と思います。

以前から思っていた「スシローのCMにはハウスが合う」という持論とも一致して、なんだかテンションがあがってきます。

 

 

2、ワードを開発する

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ここは設計の上でかなり大事なポイントだと思っています。

「クラブでマグロの解体ショーをすること」と「マグロハウスというイベントをやること」は、まったく違います。(なので、”既にこういうことをやっている”という指摘はちょっとズレています)

今回の場合でいくと、そこが「企画」であり「クリエイティビティ」なのです。

 

企画やクリエイティブというと、何かスゴイことや派手なことを考える、ような気がしてしまいます。

例えば「ロボットをつくる!」とか「宇宙にロケットを飛ばす!」とか。一見面白そうなことに思えますが、僕の目からみると「イベントをやる!」とか「映像をつくる!」と言っているのとさほど変わらないし、それだけでは「企画になっていない」ように思います。

大事なのは、どんな内容で、どんなタイミングで、どんな手段でやるのか、何が特筆することなのか、という点であり、それが企画だと思います。

 

「マグロハウス」という言葉・コンセプトは結構考えました。

マグロEDMではいけないのか?EDMaguroは?

鮪ハウス、まぐろハウス、マグロハウス、どれがいいのか?

体験としての面白さ、テキストで視野に入ったときの読みやすさと違和感のバランス、コンセプチュアルに見え、やりたいことが伝わるのか、また口にしたときの口触り具合など、様々な視点で考えます。

その上で「マグロハウス」は一次予選を通過した訳です。

 

 

3、情報の設計図を念頭において考える

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仮に「マグロハウス」が面白いイベントだとしましょう。

しかし、そのイベントをあなたはどこで知るのでしょうか?

それを考えていくと、ただ面白いイベントをつくってもしょうがないことに気がつきます。

もっと言うと、僕なんかより面白いイベントをやっている人は全国にたくさんいると思います。ただ、知らないだけなんです。

 

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情報の流れ = 情報の設計図を思い描くのは、今の時代にとても大事です。

いちいち図にする必要はありませんが、慣れないうちは書いて考えるのもありだと思います。

何かしらの手段でお知らせしないといけません。自分や出演者のFacebookやtwitterで投稿する?もちろん、それも立派な手段の一つです。ただ、ものすごい数のフォロアーや友達がいる人ならいいですが、いわゆる普通の人〜ちょっと多い人、くらいだと限界がありますよね。

では、どうするかと言うと、普段つながりのない人に目にしてもらうのがいいでしょう。大きくは2つ、「メディアにとりあげてもらう」「広告を使う」か、です。

僕は知ってもらうためにあらゆる方法を検討しますが、今回は後者の「広告」は使わなかったので、「メディアにとりあげてもらう」という視点をこの後、書きます。

また、この情報設計図で言いたいことはそれだけではありません。もっと大事なこと。知ってもらうだけではダメだ、ということです。

知ってもらったあとにBUZZ(話題にしてもらうこと)、そして、実際に行きたいと思って足を運んでもらうこと、ここまで動かないと「ちゃんと設計できた」とは言えないのです。ここをさらに後でお話しします。

 

 

4、メディア視点で考える

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ここ、気になる人は多いでしょう。

でも、よく取り上げてもらっている人ほどわかると思いますが、実はなんでもないことなんです。答えは「あなたが記者だったら、どんな記事が書きやすいですか?」ということです。

メディアによって、記者の考えも違うので全部は語りませんが、わかりやすい所で面白ネタを載せているWEBニュースのライターだとします。

僕がライターだったらこう考えます。

・たくさんPVが稼げそうな面白ネタないかな

・たくさんクリックされたり、RTされるようなネタはないかな

・WEBサイトの見出しの1〜2行でわかりやすく載せられて

・センセーショナルな画像があるといいな

・おまけに季節や催事ネタと合わさると編集会議も通しやすそうだ

簡単に言うと、こういうことを逆算して設計する、ということです。

別にメディアと仲が良いとか、そういうのはありません(笑)

あえて言うと僕の場合は、

・こんなチャレンジなこと言ってるけど、載せて本当に大丈夫かな?

・記事を膨らませるネタになるような要素がないかな

という点で、

「泡パ」や「Slide the City」を手がけるアフロマンスがプロデュース

という部分が活きてきたりして、よく記事の内容にも盛り込まれたりします。メディアのニュースや記事を、そういう視点で読んでいくと、色々ヒントが転がっています

 

 

5、参加者視点で考える

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これはメディア等に取り上げてもらっても、話題にならない、遊びに行こうと思わない、ということもある訳です。

なので、この部分も大事です。色々あるので箇条書きでざっくり書きますね。

 

◎話題にしてもらいやすい設計の視点

「一言一枚」という言葉で言ったりしますが、twitter等のSNSで一言かつ一枚の写真で面白さが伝わらないと広がりにくい。(逆に言うと、伝えられるかという検証)

「認知度のバランス」あまりに皆が周知のことだとニュース性が薄く、話題になりにくいし、逆にマニアックすぎても広がりにくい。そのバランス。

「ツッコミどころ」これはよく言う話ですが、僕は真面目なので苦手です(笑)今回でいくと「なんでマグロとハウス!?」というバズり方が多かったので、コメントを添えてツイートされることも多かったです。

 

◎参加してもらいやすい設計の視点

・当たり前のことですが、面白いと思われる内容が、参加したい・体験してみたい、と思えることか。(必ずしも、イコールではない)

・ユニークさとハードルのバランス。変わっている、非日常体験だと参加してみたいが、ハードルが高すぎると参加率も当然落ちる。

・疎かになりがちですが、基本的なイベント情報も大事です。料金がいくらか、会場がどこか、時間が何時からか、そういう部分もきちんと考えましょう。

こういう企画を考えていくと、当たり前の「参加してもらう視点」が抜けがちで、エゴな企画になったりするので、気をつけましょう。

 

 

6、実現可能性で考える

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そして、一番最後、一番大事です。

何かをやろうとするときには、特にイベントは、ちゃんとやれるの?という話があります。楽しい企画はこれと常ににらめっこする必要があります。

・予算にはまるのか

・期間的に可能なのか

・物理的に可能なのか

・会場や出演者は問題ないのか

・参加者は大丈夫なのか(リスクヘッジなど)

・実際にやって楽しいのか(これは最終的にやってみないとわかりませんが、自分である程度のアウトプットを考えてくことはとても大事です)

 

これはイベントをやっていると思うのですが、写真や映像作品とかなら編集でごまかしたり、CGを使ったり、、などできますし、演者の人が多少我慢すればいい、なんてこともありますが、イベントだとまったく知らない一般の人が参加したりすることまで想定すると、特に重要な要素になってきます。

これがハマらなければ、これまでの設計ができていても、実施には至りません。

 

 

最後に

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わかりやすく伝えるために1〜6を考えるプロセスのように説明しましたが、冒頭でも伝えたように、これは同時に考える内容です。

また、常に行ったり来たりしながら、「これは面白いけど、実現可能なのか?」とか「話題になりそうだけど、ちゃんと参加したいと思うか」とか、何回も反芻して企画を練っていきます。

面白い企画が思いついても、誰にも知ってもらえないようでは成立しないし、実現可能性がないのであればこだわってもしょうがありません。だから、この上で出した企画って、針の穴を通すような感覚なんです。

そんな過程を経て世に出しても、それがちゃんとワークするかはやってみないとわからないんですけどね。

 

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ただ、こういう複数の視点を踏まえて企画を見ると、面白い企画をうまく世の中に伝えたり、より多くの人に体験してもらう手助けになるかなと思います。

たまたま、ではなく、練って考えた企画がうまく反応してもらえたり、実際にイベントに参加した人の声を聞くと、感無量です。

ぜひ、参考にしてみてください。

 

マグロハウス・ムービーレポート

 

マグロハウス公式サイト
http://afroand.co/magurohouse/

 

 

 

世の中に、もっとワクワクを。

アフロマンス